研究紹介:SISナノファイバー中の構造解析   

                             by 前田 知貴 

スチレン‐イソプレン‐スチレン共重合体(SIS)は、スチレンの硬質相とイソプレンの軟質相に分離して存在するミクロ相分離構造という構造をとる。この構造には、以下のような、ラメラ、柱状、球状などがある。これらの相間隔は数百ナノメートルオーダーである。

一方、エレクトロスピニング法というものがある。これは、電場をかけることで静電気的な力によってナノサイズの糸をつくる方法である。これにより、マイクロサイズから数ナノサイズまでの様々な直径のファイバーを作成することが可能である。 そこで、SISのナノファイバーを作成して、“サイズの制約”を加えると、ミクロ相分離構造にどのような影響が現れるのかということを調べることを本研究の目的としている。

そこで本研究では,これらの方法によって様々な用途に応じたポリマーの創製を目的としています.

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